いよいよ当日ステーキ丼でお腹を満たした後、ついに聖地巡礼です!
お昼を頂いたLAMPから湖畔沿いを更に南下。
船着場と思われる場所に到着!なんかドキドキしてきたで!(゚∀゚)
あとで知ったのですが、奥様の堀多恵子さんの講演で実際に行った時期が
9月上旬ということが判明。ほぼ同じ時期に訪れていたとは!
ここで同じような景色を見ていたのでしょうか・・・
道の反対側はストリートビューで確認したとおり、山側へ向かう坂道
な、なんか心臓バクバクしてきた(ΦωΦ;)
坂道を登って少し行くと、直行する小道と交わりました。
かんじとしては湖畔の道と平行にちょっと高い場所を通ってるぽい。
坂道はさらに上に続いていますが、左手にはかなり古そうな別荘。
1970年台てかんじはない・・・新しくても50年台くらいか・・・
右手にもかなり古い感じの別荘。
最初はこの2つのうちのどちらかかなとも思ったのですが
・屋根が赤くない
・そもそも既に建物はないはず。
更地か、比較的新しい建物が建っているはず。
坂道は更に上に続いているので行ってみることに
続いてる坂道を少し進むと道が左右に分かれていました。
こちらが左手。しばらく通行がないのか草木のトンネルに(ΦωΦ)ちょっと通りたくないカンジ
そして右手は・・・
熊笹キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
左側に回りこむようにカーブした熊笹に覆われた道!
前編で紹介したブログ記事の記述
・熊笹に縁取られたS字坂を上がっていくとその別荘はあった
に近いよコレ!(゚∀゚)ココ?ここなん?!
そして見上げると、そのカーブした熊笹の道の先には赤い屋根の建物がが!!
建てなおされたもの?
ビンゴかなと思うのですが念のため、「晩夏」作中のホテル周辺の道の記述を見なおしてみると
「私達はホテルを出ていった。前の急な坂を下りかかると、その途中で、一人の、空の畚もっこを背負い、息苦しそうにすっかり胸をはだけた、よぼよぼのおじいさんとすれちがいざま、何か問いかけられた。」
「私達はすぐ上のホテルから飛び出してきたので、そんなものは見かけなかったから、知らないと云うと」
おそらくこのおじいさんが通っていたのは、湖畔と平行に走る坂の途中にある道。
ホテルから坂を下りてきて途中にある道でおじいさんに問いかけられた
「それ以上どうにも私達にはしようがないので、そのまま坂を下りはじめながら、もう一度ふり返って見ると、おじいさんはそこに屈かがんで何かしきりにごそごそやり出している。」
湖畔と平行に走る坂の途中にある道を横切って、さらに湖畔へ続く坂道を降りていってるシーン?
うむ!うむ!作中の記述、それからブログ記事の伊藤整の別荘の位置の記述にも一致します(゚∀゚)
これで大団円!!と思ったのですが、実は1点だけ気になっていることが・・・
建てなおされたと思われる赤い屋根の家・・・
建てなおされたのしてはちょっと古いかなというカンジが・・・
堀辰雄の奥様、堀多恵子さんが平成7年の講演で、
「3年ほど前に野尻湖へ行きましたら~(中略)~ レイクサイド・ホテルは今も残っておりますが崩壊する一歩手前という感じになっておりました。」
別のブログを見ると1994年に書かれた「信州の旅」という小冊子に「伊藤整の別荘は跡形もなく藪になっている」と記述されているようです。
というわけで、建てかえられたとして、その建物が1994年以降に建てられたものであればおそらくこの場所でビンゴ。
そうでなければこの場所ではないどこか・・・なのかもしれません(ΦωΦ)
までも、赤い屋根の家、1994年以降に建てられた・・・感じはないよね・・・ うーん・・・
移築や古材を使ったというセンも考えられなくはないですが・・・ どうなんでしょう・・・
というかんじで今ひとつスキっとしない終わり方ですが、ミステリアスな雰囲気につつまれたままこの記事を終えたいと思います・・・・
信じるか信じないかは・・・アナタしだい!m9っ(`・ω・´)